お米

【稲の伝来】 熱帯でも雪国でも育つお米は、小麦、とうもろこしと並ぶ、世界の主要穀物です。
米づくりの歴史は古く、世界で最初に稲が栽培されたのは、今からおよそ7,000年前にインドのアッサム地方や中国の雲何地方というのが有力です。
日本へ稲作が伝わったのは、縄文時代の後期、今から2,400〜2,500年前と言われています。
【伊賀の米】 三重県の中でも伊賀地方は美味いお米が採れると定評があります。
四方を山に囲まれた盆地で、古琵琶湖層土壌の肥沃な土地と淀川源流の清水、そして盆地特有の一日の気温差が大きい気候に恵まれ、緑と太陽のもとで丹精込めて作られ、味・香り・粘りの良い米ができます。
また品種としては、コシヒカリを中心にキヌヒカリ・ミエノユメ、契約栽培として酒米の山田錦が栽培されています。
【系統分類】 お米
イネ科イネ属 ジャポニカ種(日本型、短粒種)・・・うるち米&もち米
形が丸みを帯び、炊飯米は粘りがある。日本での生産は、ほぼ全量がジャポニカ種であり、他種に比べ格段の耐寒冷特性を示す。

コシヒカリ
イネ科イネ属 ジャポニカ種(日本型、短粒種)・・・うるち米(早生)

羽二重糯
イネ科イネ属 ジャポニカ種(日本型、短粒種)・・・もち米(晩生)

【特性等】 コシヒカリ
昭和31年に福井県農業試験場で誕生。「越の国に輝く」という意味で「越光」=「コシヒカリ」という名前となった。全国の米作付面積の1/3以上を占めており、人気が高い。

羽二重糯
昭和13年に滋賀県農業試験場で育成開始。ねばり・こし・きめ細かさが非常に良い。分ゲツが少なく、その為、収量は少なめである。

【食べ方】 コシヒカリ
日本の主食です!

羽二重糯
伝統行事には欠かせません。

【栽培】 コシヒカリ
播種・育苗:4月中旬〜田植えまで。田植え:6月初旬。稲管理:6月〜刈取りまで。収穫・乾燥・調整:9月中旬。本田作業:肥料散布・荒起し・くれ返し・あぜ塗り・代かき・水位管理・あぜ草刈り・除草・獣害対策。

羽二重糯
播種・育苗:4月中旬~田植えまで田植え:6月初旬。稲管理:6月~刈取りまで。収穫・乾燥・調整:9月下旬・・・乾燥時、ハゼるのに時間が掛かる。(ハゼる=白くなる)。本田作業:肥料散布・荒起し・くれ返し・あぜ塗り・代かき・水位管理・あぜ草刈り・除草・獣害対策。

【保存】 コシヒカリ
以前は蔵で保存をしていましたが、5月の気温の上昇とともに、どうしても酸化が早く進みます。時にはコクゾウ虫の発生も経験しました。そうなると、食味はがた落ちになります。対応として現在は、穀物保冷庫で低温保存(13℃以下)をしています。家庭では、特に精米した時は、出来るだけ1ヵ月以内に食べ切るようにしてください。
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