| 【原産地】 | アブラナ科アブラナ属 ツケナの一種。ツケナの野生種は中央アジアから北欧に分布し、日本へは中国から渡来した。 |
| 【日本で】 | 在来のカブから分化した地方品種と考えられている。コマツナ(小松菜)という名は、東京都江戸川区(旧小松川地方)周辺で産していたことに由来する。都市周辺で集約的に生産され、鮮度のよい緑黄色野菜として消費される。特に昭和五七年の改訂版「食品標準成分表」に記載されて以来、栄養価の高い野菜として見直され、生産量、消費量とも増えてきた。ほぼ、周年的に生産されている。 |
| 【食べ方】 | アクが少なく、何にでも合わせられる青菜のため、料理がしやすい野菜である。一般的には、炒め物、おひたし、あえ物、煮びたし、汁の実、漬物など、和洋、中華とも利用できる。また、トウ立ちした株も、ナバナと同じように食べることができる。 |
| 【栄養分】 | 無機質やビタミン類、食物繊維などの給源としての価値が高い緑黄色野菜のひとつ。特にカルシウムやビタミンCなどはホウレンソウよりも多く含み、鉄分やビタミンB2などの成分も、他の野菜類に比べると比較的多く含んでいる。 |
| 【栽培】 | 品種は、栽培時期などによって使い分けられており、新品種も次々と導入されている。発芽適温は15〜35℃。高温期には播種後2〜3日で出芽し、低温期にはその2〜3倍の日数を要する。生育温度は5〜35℃、適温は15〜30℃程度と考えられる。根が比較的浅根性のため、表層土の乾燥が生育に及ぼす影響が大きい。 乾燥土壌では発芽しない。 コマツナは短期作物で、ウネの端から順次収穫していくため、均一に生育させることが大切。そのためには、均一な施肥、整地、播種間隔、灌水がきわめて重要である。病害虫防除は、防虫ネットなどを利用する。病気では苗立枯れ病、白さび病、炭そ病。害虫では、コナガ、アオムシ、キスジノミハムシ、アブラムシ、ハモグリバエ類に注意する。 |

