ジャガイモ

【原産地】 ナス科
南米,アンデス山系の高原地帯(海抜4000〜5000m)といわれ,野生種は広範囲に見られます。南アメリカでは2世紀には栽培されていたようです。16世紀頃,ヨーロッパに伝わり,日本には江戸時代にオランダ船によって長崎に持ち込まれました。インドネシア,ジャワ島のジャガタラ(現在のジャカルタ)経由で入ってきたのが由来でじゃがいもと呼ばれるようになります。
【日本で】 現在,日本の収穫量は275万t(世界シェア0.85%)で,そのうち北海道産は213万t(77%)を占める。日本で本格的に栽培され始めたのは明治以降です。北海道開拓使によってアメリカ,ドイツ,イギリスから優良品種が導入され,梅雨の影響も少なく,気候,風土ともに適した北海道で大々的に栽培されました。利用法は [1] 生食用…家庭やレストラン等で消費される料理用としては3割。 [2] 加工食品用…ポテトチップス,サラダなど約2割。 [3] でんぷん原料…片栗粉や麺類の原料が4割を占めます。
【食べ方】 じゃがいもは食感がホクホクとした「粉質」とねっとりした「粘質」があり,料理にあわせて,煮物など煮崩れしないメークインなど品種の「粘質」系,コロッケなどホクホク感を出すなら男爵の品種など,料理にあった特性のじゃがいもを選びます。また,じゃがいもには芽の部分や日光にあたって緑色になった部分にはソラニンという毒素が含まれています。これを大量に摂取すると下痢,腹痛,吐き気などの症状があらわれるので,下処理で除去することが大切です。
【栄養分】 主成分はでんぷんで,ビタミンCやB1も豊富です。じゃがいものビタミンCはでんぷんに保護されているため加熱に壊れにくいのが特徴で,一般的に市販されているビタミンCの原材料のほとんどはじゃがいものでんぷんでです。カリウムやナイアシンも,比較的多く含まれています。
【栽培】 生育適温は15〜20℃,発芽適温は10〜15℃,弱酸性(PH5.5〜6)くらいのほうがそうか病になりにくいようです。通気性の良い土壌で多収になり,肥料過多は茎葉の過繁茂を招き,いもが太らないので多肥にしないことです。ナス科の連作は1〜3年は避けたいです。センチュウやそうか病によっていもの肌がきたなくなったら5年は連作を避けたいです。種芋の種類として,春作用は春のみ,秋作用は秋と春植えれるが春は収穫量が減ります。種芋は頂芽かららせん状に芽がついており,頂芽の勢いが強いので,取り除き一片を60g前後として,芽がひとつ残るように切り分けます。種芋の植え付け,特に秋作の植え付けは高温期になるので,植えつけた後腐らないようにする工夫が必要です。畝幅は90cmぐらい,株間を30cmとして植えます。芽が出てきたら,管理機などで土寄せを2〜3回していきます。日本では82品種が登録されていますが,主に男爵とメークインが多く栽培されています。最近では,多様な原種の色合いが人気を呼び,小粒ながら紫や赤色などの品種も人気があるようです。
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