かぼちゃ

【原産地】 ウリ科 カボチャ属
中南米。雌雄異花。雌花は花びらの下にコブがある。インカ、マヤでは果肉を取って入れ物とし、種を食していた?
【日本で】 1541年室町時代末期ポルトガル船が漂着し伝わる。カンボジヤに由来。明治になる5年前アメリカ品種が伝えられた。?以来16世紀に東南アジアや中国から入り17・8世紀の200年のうちに京都や東北まで日本種として栽培が普及したと思われる。 日本種は鹿ケ谷、黒皮、菊座、ちりめん、そうめんカボチャ、沖縄の島カボチャなどおおむねヘタの付け根が5角形。縦に多数の深い溝がある、味は甘み少なく水っぽいなどの特徴。西洋カボチャはエビス、黒皮栗、青皮栗、赤皮栗など皮は滑らか、味は甘くホクホク。ヘタの付け根は丸い。
【食べ方】 日本種は煮物やスープに向いている。西洋種は煮物、焼き物、炒め物、天ぷら、コロッケ、スープ、パイ、など。 もし皮をむいても捨てずに千切りして炒めたり掻き揚げにする。種も捨てず炒って塩を軽く振っておつまみに。
【栄養分】 ビタミンA(βカロチン)、B1、B2、Cが多く、緑黄色野菜の代表格。食物繊維も豊富で便秘に良い。βカロチンは果肉より皮とワタに多く種にはミネラルも多い。
【栽培】 家庭用なら放任で土手カボチャにしよう。本葉少ないうちは虫にやられるのでキャップやあんどんをする。 果実の色抜けや強い日差しの日焼け、虫くい、大きさの不ぞろいを防ぐには人工受粉や適期の整枝、ネットを架け、実の下にトレーを敷く。 ミニサイズのカボチャではアーチ型キュウリネットで立体(空中)栽培もある。 種は直播では発芽適温となる25℃になる4・5月ころ。7月頃から収穫を目指すなら3・4月に温床やトンネルなどによるポット育苗をする。 土質はあまり選ばない。窒素過多ではつるボケする。直播でもキャップか行灯はして置いた方が無難。 やや傾斜させた平畝幅約3m、直播でもキャップはして置いたらよい。定植間隔は品種と整枝の仕方で異なる。普通2本仕立てなら60cm位だが私の場合手入れが行き届かずいつもついには放任になってしまうので90cmとっている。 品種によるが開花後40〜50日花梗(ヘタ)が白くなってヒビが出来る頃収穫。出荷又は食べるまでに半月以上は追熟させたほうが甘みが増す。
【保存】 カットされた残りは種とワタを出しラップを当て冷蔵庫の野菜庫に。丸ままは涼しいところにおく。むれさせると腐りやすい。
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