キュウリ

【原産地】 ウリ科のつる性一年草
インド北部・ヒマラヤ山麓原産。紀元前4000年にはメソポタミアで栽培されたとされ、インド・ギリシャ・エジプトでも記録のある、歴史ある野菜の代表格。
【日本で】 平安時代から栽培されている。シルクロードを通って渡来した。キュウリは「黄瓜」「木瓜」に由来すると言われている。かつては熟した実(黄色)を食用とした事もあったが、甘みが薄いためにあまり好まれず、現在では未熟な実(緑色)を食用とするようになった。ちなみにモロキュウリとは本来、きゅうりにもろみを添えた料理名だが、いまは若どりしたもの(幼果)の通称となっている。
【食べ方】 きゅうりは、みずみずしい香りと、パリッとした歯切れのよさがいのち。生のまま味噌をつけて齧ったり、サラダ、酢の物、和え物、塩揉みなど。日本では加熱調理されることは少ないが、中国では肉や魚介類といためたり煮込んだりするのが一般的。欧米やロシアでは、ピクルスにしてよく食べます。
【栄養分】 全体の90%以上が水で、栄養素の含有量は低く、世界一栄養がない野菜、とも。最近まできゅうりの表面には白い粉がふいたようについていましたが、これは水をはじき果面を保護するろう物質で、ブルームといいます。農薬とまぎらわしいという理由で嫌がられ、今はブルームのない(ブルームレス)ものが市場を独占。果皮は堅いが、日もちがします。
【栽培】 非常に種類が多く、世界で500品種以上が栽培されている。果菜の中では生育期間が最も短く、土壌水分や温度の影響を敏感に反応する繊細な野菜。根が浅く張るので乾燥しやすく、また地温が低いと生育が悪くなるため、畝にポリマルチを張るのが一般的。つるがグングン伸びるので、主枝が目の高さまで伸びたら先端の芽を摘んで、わき芽を伸ばします。開花後約2週間程度で収穫できます。果実は、放っておくとあっという間に大きくなります。日本の規格が小さく設定されているため、キュウリ農家は果実が大きくなる前に朝晩せっせと収穫する羽目になります。日光や水分不足、肥切れに敏感で、実が曲がったり、尻太りや尻細り、中に空洞ができるものも出てきます。
カテゴリー: 旬のお野菜たち   タグ:   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。