| 【原産地】 | アブラナ科 名前は英語cabbageに由来。日本名の甘藍(かんらん)は中国語のganlanに、玉菜(たまな)は結球する性質に由来する。 古代よりイベリア人が利用していた原種がケルト人に伝わり、ヨーロッパ中に広まった。 |
| 【日本で】 | 年間消費量は140万トン。冬キャベツは愛知(渥美半島など)、春キャベツは千葉・神奈川・茨城、夏秋キャベツは群馬(嬬恋村)・北海道・長野など。 江戸前期にオランダから持ち込まれたが、観賞用としてハボタンとなった。幕末の1850年代に再び伝わり、明治にかけて外国人居留地用として栽培されたが、一般の日本人が口にすることはなかった。 戦後、食糧増産と食の洋風化が相まって生産量は急激に増加し、1980年代にはダイコンと並ぶ生産量となった。 |
| 【食べ方】 | 山盛りの千切りキャベツは日本の文化。西洋では生で食べることは少ない。 |
| 【栄養分】 | 消化酵素のジアスターゼや、ビタミンUなど胃腸に効く成分が豊富。胃腸薬「キャベジン」もキャベツが由来。 |
| 【栽培】 | 生育の適温は15~20℃。高温に弱いが、低温には耐え、-4~-8℃に耐える。キャベツに限らず、結球する野菜は葉の成長ホルモン(オーキシン)が裏側に偏ることでその形態をとる。外葉が18–21枚になってから結球が開始し、葉序に従い螺旋状に茎頂を包む。幼苗時に雨をかけないよう注意。夕方のかん水は避け、やや乾かし気味に管理する。肥料に鈍感で(バカと揶揄されることも)、比較的育てやすい野菜だが、一旦ヨトウやアオムシが取りつくとあっという間にメッシュ状に食い散らされる。 |

