| 【原産地】 | シナノキ科ツナソ属の葉物野菜 エジプト |
| 【日本で】 | 1991年頃、日本に導入された。その後、さまざまな健康野菜ブームになるなかで、全国各地で栽培されるようになった。 |
| 【食べ方】 | モロヘイヤ自身の味には強い個性が少なく、ほかの料理材料と取り合わせやすいために、原産国のエジプトや中東ではスープの材料、インドではホウレンソウのようなゆで野菜として用いられている。さらに、揚げ物の材料や、葉の乾燥粉末品がめん類などに混ぜて利用されている。 |
| 【栄養分】 | ビタミン類、ポリフェノール類、ミネラル、食物繊維などを含む。ビタミン類の中ではプロビタミンAであるβ‐カロチンが特に多く、可食部には10mg/100gも含まれている。これは、コマツナの3倍、ホウレンソウの3.2倍、ニンジンの1.4倍。 モロヘイヤのβ‐カロチンとビタミンCの大部分は葉に含まれており、葉柄、茎にはほとんど含まれていない。β‐カロチンは加熱調理に対する影響がほとんどなく、安定な性質を持っている。しかし、ビタミンCは、ゆでる時間が長くなると減少する。 |
| 【栽培】 | モロヘイヤは高温や水分を好む作物で、土壌水分が不足すると展開葉が小さく固くなってしまう。したがって、堆肥などの有機質が十分施された土壌や灌水がしやすい水持ちのよい圃場を選定する。 育苗する。発芽適温は30〜40℃。15℃以下になるような低温では、発芽ぞろいが悪くなる。播種深度は6〜9mmが適当。発芽後の温度管理は、20〜30℃を目安にする。育苗中から定植後の生育初期には低温(10℃程度)にあうと不時開花が起こるため、特に温度管理では低温にならないように注意する。育苗中の灌水は、 1日に本葉1枚ころまでは1〜2回、本葉2枚以上になったら2〜3回行なう。1回につき、200穴トレイ当たり400mlを目安にする。多すぎると根張りが弱くなり、葉色が薄くなったり、下葉が落葉したりする。育苗日数25〜30日、本葉5〜6枚で定植期をむかえる。 定植は土壌に水分を十分含ませた状態でおこなう。活着後は表面の水分を少なめにし、地中深く根が張るようにする。定植後30日(草丈50�くらい)ほどで主枝の摘心と収穫を行なう。 摘心後の高さは30�くらいにする。土壌水分が十分にあり、温度が確保されれば旺盛に繁茂するが、しだいに樹が大きく込み入ってくると芽数が増えすぎ、勢いが悪くなるので、草丈が120〜150センチ程度になったら切り戻しをする。 追肥は、収穫開始後20〜25日間隔で行う。摘心以後は、25〜30�程度に伸びた腋芽を1〜2芽残して摘み取る。腋芽の生長をよくするために、できるだけ枝元に近い位置で収穫する。 収穫後、モロヘイヤを5℃程度で保存すると、外観上も品質面でもよい結果が得られる。主な病気は、うどんこ病、灰色かび病、葉ぶくれ病、黒星病。害虫は、コガネムシ、アザミウマ類、ハダニ類、などである。 |

